昨年末の補正予算案に【フラット35】Sの金利が10年間、1%優遇されるという制度が盛り込まれました。一部では民業圧迫と新聞などで書かれており、かなり話題となりました。
先日、設計会社の社長と打ち合わせをする機会があり、この件が話題に上がりましたが実はそれほど皆さんが【フラット35】Sに殺到するのか?という話になりました。
二つの理由があるのですが、
一つは、工務店などは【フラット35】Sの基準を満たす工事や技術には相応の費用や手間がかかるため歓迎しないだろうといった点。
もう一つは、私の計算で、借入金額3,000万円、返済期間30年とし、
<優遇前2.6%> 10年後 返済額14,412,120円 元本残高22,457,910円
<優遇後1.6%> 10年後 返済額12,597,720円 元本残高21,549,848円
でした。よって差額は、返済額1,814,400円 元本残高908,062円しか差額が出ないといった点です。
【フラット35】Sに適合する仕様にするためには、結構な工事費用がかかるようなのでこのバランスが取れるような高額物件を購入する方にはメリットとなるかもしれませんが、試算した3,000万円ではS仕様にする工事費用が200万円上乗せになるとメリットが出ないという結果になりました。上乗せになった200万円にも30年分の金利がかかりますしね...。
